堪能するなら医学生に感情移入せよ

当初は箇条書き2つ程度で済ませようとしたのですが長くなりそうだったので1トピックスとしました。そのため散文的です。ご容赦ください。

以下、下級生2のネタバレ全開なのでご注意。私はこの程度のネタバレは構わないと思いますけどね。むしろ知らずにプレイしてしまった場合の方が色々支障がある気が。

まあ、どうしても嫌な人のために、この文章の前半だけ重要キーワードを伏せます。

──さて。

好き好き大好きっYU-SHOWさんが、とある属性に目覚めてしまったご様子。

なんでも下級生2に出てくる「毎朝起こしに来る幼なじみ」が〈ポイントすると表示〉んだそうで。

詳細をまとめているのはid:Su-37さん。

発売日前にフライング組が情報リークしてた(id:Su-37:20040826#p2)そうで、そのときはネタの可能性も一応あったようなんですが、金曜日に発売日を迎えてやはり真実だった(id:Su-37:20040827#p1)とのことです。

しかしまあ、なんですね。訊かれて黙っちゃうっていうのはなんていうか……良く言えば素直なんですけどね。こういうときはうまく嘘をついてほしいですよね。もっとも、訊く方が悪いんですが。

似たようなやりとりをリアルで経験したことがある身としては、こういうときどうするべきなのか、自らの反省も含めて考えさせられるものがあります。

男は嘘をつく、あるいは取り繕う傾向がある気がします。さきミルの主人公なんかが典型的なパターン。男の卑怯な面を見事に体現したキャラです。でも基本的に女性に対して優しくするので、その辺が女性にとって魅力だったりするわけですが(で、「ずるいよ」と言われる)。

この場合の嘘は女性に対する優しさの表れ。決して自分の都合ではない──筈です。

逆に、女の場合。サンプリング数少ないんですが、こういうときはぶっちゃけちゃう傾向がある気が。「過去の自分も含めて受け入れてほしい」と思うんじゃないかと勝手に分析します。それができなきゃダメよ、という一種の踏み絵なんじゃないかと。無意識とは思いますが。

しかし、他で聞くところに依るとこの幼なじみ、なんと〈ポイントすると表示〉んだそうで。迂闊過ぎですね。

それでまあ、「わかってほしいの」と来るわけですが、アレですか。女性っていうのはそういう「過去」も含めて受け入れてほしいものなんですか。男としては少々きつい話ですね。

でも、多分、この2人はそれを乗り越えるのです(これで、また医学生とより戻しちゃったりすると本気で鬱過ぎるので多分それはないはずなのです)。主人公は(プレイヤーは)最後には、きっとすべて受け入れられるはずなのです(ていうか「男として受け入れざるを得ないだろう!」という状況になる。多分)。

その辺はシナリオ担当の人を信用していいんじゃないですかね。

ところで、このシチュエーションは果たしてNTRなんでしょうか。毎朝起こしに来る一方で、他の男とよろしくやっていた、というのはなんか「フタマタかけられてた」の方が近い気がします。むしろ寝取られるのは医学生の方ですよね。

というわけで、YU-SHOWさん、このシチュエーションを本気で堪能するなら医学生に感情移入すべきです。

彼女はですね、主人公と一緒の時にですよ、思わず最もまずいシチュエーションで名前を呼んでしまうほど「本当に好きだった」わけですよ。自分のことが。でも、それを2人は乗り越えてしまうわけですよ。もっともっともっともっと深い愛を育んでしまうのですよ。彼女の幼なじみという他人と。さらにその様子をつぶさに見せつけられる屈辱。フラグが立ってから以降は、まさに屈辱の日々。これ以上のNTRはあるまい。かっかっか。

しかしどうしよう。時間はないのだが、やってみたくはなるなあ。