[コンピュータ] 横の写真を縦にしてくれる便利ツール

窓の杜 - 【NEWS】縦に構えて撮影したデジカメ画像を劣化なしに自動回転「azure automatic」

最近のデジカメには傾き検知センサが付いていて、ランドスケープ(横長の構図)で撮ったかポートレイト(縦長の構図)で撮ったかが画像ファイルに記録されるようになっています。そういうデジカメで画像を見るとポートレイトはちゃんと90度回転したものが表示されて便利です。

私の愛機Powershot S1 ISもそういうデジカメでナイスなのですが、PCで見るときにはそれが反映されず、わざわざ首を傾けたり画像を回転させたりしなくちゃなりません。画像にはせっかく撮影時の情報が記録されているのになあ……と思っていたら、窓の杜で便利なツールが紹介されていました。

AZURE automaticはデジカメに記録されている情報を手がかりに画像の回転を自動で処理してくれます。しかもJPEG画像の編集時にありがちな画質の劣化がありません。

Vectorに置いてある圧縮ファイルを展開すると実行ファイルとテキストファイルが一つずつというシンプルな構成になってます(自動でディレクトリは作られませんので注意)。実行ファイルをダブルクリックするとウインドウが開きますので、そこに処理したいファイルをドラッグアンドドロップすれば自動でガシガシと回転処理をしてくれます。

回転後の画像をどこに保存するかなどの設定はオプションで可能です。おすすめは「上書きします。元ファイルはoriginalフォルダに保存します」です。こうすると、画像が回転後のものに置き換わり、元画像はファイルのあるフォルダの下に自動作成される「original」というフォルダに保存されます。変換後に問題がなければoriginalフォルダ毎ごっそり削除してしまえばよいでしょう。

とにかくめちゃくちゃ便利です。撮影時の向きを記録してくれるデジカメを使ってる人にはおすすめ。

なお、故あってコマンドラインから使いたい人には一応CUI版があることはあるのですが、無劣化で回転できるだけで向きの自動検出はしてくれないようです。