なんだかんだで泣けたマリみてアニメ春第5回

今回はなんというか、唇の描き込みが凄かったです。唇だけじゃないか。全体に濃かった。そしてどういうわけか江利子さまが一番可愛らしく見えました。幼稚舎時代も登場し、満腹です。

で、問題の送辞のシーンなんですが。

うーん。いくらなんだっていきなり泣き始めたりはしないだろー、と。紅薔薇姉妹揃って送辞と答辞というのがコンボになって初めて感極まってしまうわけで。その辺の伏線がないのにいきなり泣き始めちゃダメでしょう、という。その後の容子さまによる「山百合会を背負って云々」とかいう解説はいらんっちゅうねん。その前が問題。

参列者も、姉妹揃って送辞と答辞というシチュエーションを十分承知しているからこそ「十分に」感情移入できるわけで。

だから、完全に舞台は整っていたわけですよ、小説では。だからこそのあの盛り上がり。私はテレビの前で乗り遅れてしまいました。切ないなあ。

しかしまあ、「仰げば尊し」が流れる最後の演出は刷り込みで泣けてしまいました。悔しいなあ。

さらに予告に出てきた薔薇さま達の顔を見てうれし泣きしそうな気持ちになってしまいました。さよならは言わなかったとはいえ、もう逢えなくなると思っていた人にまた来週逢える、という……感情移入しすぎですな。

予告メッセージについては敢えて触れまい。

エロチック街道のヘッドさんの観る前のコメントが興味深いです。例の送辞のシーンについて。

あのシーンで私がもっとも感動したのは、実は祥子さまでも蓉子さまでも令さまでもなく、生徒たちです。

マリみては決して山百合会幹部だけの話じゃないんだよ、という。確かにそうだ。生徒全員が山百合会の一員というあたりにも通じます。祐巳瞳子ちゃんにもそんなようなことを言ってましたね。

Transparencyの透-架さんは「アメリカ人?」のシーンについて実は私も聖ちゃんと同じNGワードを持っていた人間でしてとのことで。こういうところの描写がやけにリアルなんですよね、マリみてって。 今回の話はシナリオ的に小説うんぬんそんなの抜きでよかったな〜というのは確かですなー。結局最終的には泣かされましたからね。

Snow Mousseの雪華さんもラストの演出にやられた口のご様子。ラストの一枚絵のキャプが大きめです。この絵は本当に良い。なお、来週は豊口さん&能登さんハァハァですよ!(゜∀゜)ノと、次回にご期待のご様子。

さらに能登麻美子さんつながりで、さきミルドラマCDについて

ゆびさきミルクティーのドラマCDは能登かわいいよ能登
ひだりかわいいよひだりでFAです(マテ

とのこと。いやー、ひだりが涙声になるところなんかいいですね。ましていちごのシーンは悶絶ですね──って、脱線してしまった。

脱線ついでですが、こないだの萌え雀牌についてもコメントが。やっぱり、普通に遊べるのはないようで。三元牌風牌はともかく、数牌の3×9種がネックなのかな。スク水カウンターとかの萌えカウンターの応用で行けるんでないかとも思ったり。

マリみて話に戻りましょう。次が「片手だけつないで」なので新一年生の登場までちょっとお預けですね。次の次の「銀杏の中の桜」もfeaturing志摩子さんですから、しばらく白薔薇フィーバーですなあ。

むしろ次が楽しみなポワロとマープル第4回

今回は若干推理の余地がある構成かなあ、なんて思いつつ見ていました。まあ、いずれにせよ原作読んでるからアレですが。それにしても3分半しか茹でない茹で卵ってどうなんだろ、固まらないよなあ、とか余計なこと考えてたり。

犯人は往生際良過ぎですが、まあ30分ですしね。こんなもんかと。しかし基本に忠実なNHKアニメとして観ていると、犯人が証拠を突きつけられたとたん暗転して「がちゃーん」という演出がやたらと凝って感じられます。

なお、アガサ・クリスティー紀行では『バートラムホテルにて』のバートラムホテルのモデルになったホテルが取り上げられていて大満足です。本当の意味での「古き良き佇まいのホテル」であるバートラムホテルの小説での描写が実によいのです。

そして次から4回連続でABC殺人事件とのことで、今から期待されます。