骨伝導で必死なツーカーは販売戦略を変えたらどうかと

TECH氏のTECHSIDE(http://techside.net/)を見てたら『“骨”から聞く携帯「TS41」は“コツ”がいる?』というITmediaの記事が紹介されてました。

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0401/15/news039.html

骨伝導スピーカーで騒音の中でもはっきりくっきり声が聞こえるという触れ込みの、あの携帯です。

骨伝導」って耳慣れない言葉ですが、確か、いつも聞こえている自分の声と録音した自分の声とが違って聞こえるのが骨伝導のせいなんですよね。つまり耳から普通に聞こえてくる声と、骨伝導で体内から響いてくる声とが混じってるのが普段聴いている声。

どういう風に聞こえるのかちょっと試してみたいなーと思ってたら、ツーカーのページで体感実施店舗がリストされてました。

http://www.tu-ka.co.jp/ts41_sp/page.html

「店頭で実感してみたい」方はここを見ていくと吉。私もそのうち行こうかと思います。しかしキャリアが中心になって特集しているあたり、必死さが伝わってきますね。ツーカーにとっての命運の分かれ目なのでしょう。

それはともかく。

で、結局のところ骨伝導スピーカーはどうなのかというと、 耳を塞がないと聞こえませんでしたとのこと。

なるほど、駅に貼ってあるポスターでは女性がイヤーマフつけて通話してたので「耳あてしてても聞こえます」というアピールなのかと思っていましたが、逆に「耳あてしてないと聞こえません」ということも暗示してたんですね。

まあ、普通に使えるところでは普通に使って、うるさいところでだけ耳塞いで使う、というのが妥当な使い方なんでしょう。

ところで骨伝導を使った携帯グッズで骨導君っていうイヤホンマイクがあったんですがご存じでしょうか。もっとも、こちらは骨伝導スピーカーじゃなくて骨伝導マイクですけれども。

http://www.pearlradio.co.jp/direct/product14.html

完売しちゃっててもう手に入らないのが切ないですね。ちなみに Google で検索したらレビューしてるページが見つかりました。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~sptnet/76533393/

このページにちょっと意外な記述がありました。骨伝導スピーカーは視覚障碍者にとって有用だというのです。

ITmedia のレビューでは耳からの音も骨からの音も「両方聞こえちゃう」というのが問題になってたわけですが、視覚障碍を持つ方にとっては「両方聞こえる」ことが重要なんだそうで。確かに耳が目の代わりという状態なわけですから、通話で周りの音が聞こえなくなっちゃうのはまずいですね。なるほどー。

ツーカーやサンヨーは、売り方としてその辺をもうちょっと前面に押し出してもいいんでないかな。