アニメ第4回は出色のでき!

黄薔薇革命の段なわけですが──

──あれれ? 前回とはうってかわって面白いです!

アニメならではの演出を交えつつポイントを押さえた端折り方。三奈子さまが持っている新聞の裏の記事とか、分かる人には分かる伏線。無駄がないですなあ。真美による説明もまあ、必要最低限の我慢できる程度ですし。

それにしても祐巳のおなかが鳴る音の期待通りの長さが素敵です。そして合間合間にしっかり机上の黄薔薇をアピール。前回でもそうでしたが、館のテーブルに生けてある薔薇を中心に人物を配置するカメラワークはよいですね。手法としては基本なんでしょうけど、薔薇が人物の象徴になっているこの作品では効果的に感じます。

そして相変わらずの白薔薇さまの手つきのいやらしさ。動いてるのを目の当たりにするとイケナイ感が際だちますねー。狙ったように切れてるフレームの見えない部分がそれをさらに増幅。まあ、祐巳の反応見る限りそんなに大変なことにはなっていないのでしょうけど。あるいは祥子さまじゃないから平気なのか。

飴のシーンはなるほど、そこで、ですか。ここはくだくだ描写しなくても一発で「絵」を見せられるアニメの勝利かも知れません。でもこのとき令(あるいはみんな)がどこで見ていたのかが気になりますね。

あと、多分(というのは第2回を見逃したから)今回初めての長ゼリの由乃は声が艶っぽいですね。今は押さえてますがこれからが楽しみです。

しかしロザリオ返されたときの令の表情がっ……泣けます。一瞬なんですが、思わずこみ上げてくるものがありました。今までずーっと男にしか見えないくらい凛々しかったのに、ここだけ女性の顔なんですよね。そのギャップがいい。でも「なんだか死にそう」で笑ってしまいました。ごめんなさい。

さらにその後の薔薇の館の紅薔薇さまっ……椅子に座ってテーブルの上に肘をついて口の前で指を組みっ……「問題ない。全ては計画のうちだ」とか言い出しそうです!

蔦子の登場のカメラの「キラーン☆」も実に期待通り。しかも狙ったカメラワークではなく、座っている祐巳たちの視点からの実にスムーズな運び。とにかくうまい。そういえば、リリアンかわら版のスポーツ新聞ばりのカラーが逆に白黒の号外を引き立てていますね。

予告のはっちゃけ具合も相変わらずで何よりです。「脳みそ革命」ほどのインパクトはありませんでしたが、そうそう名台詞が出てくるわけもないか。

そんなこんなでかなり楽しめました。嬉しいです。ビデオ録っといて良かった。

さて、最後にキュンキュニストのまなづるさん(id:manaduru)にお知らせ(またかよ)。
マリみてを観ればKOTOKOたんのメジャーデビューのCMが見られますよ。多分。テレビ愛知では 25:28〜25:58 なので気をつけましょう。

(第3回の感想 id:okgwa:20040121#p3)