IE特有の現象もろもろ
幅の解釈の違い
先日カトゆーさんとこで紹介されていたIEでもFirefoxでも崩れないレイアウトという記事で指摘されているIEとFirefoxなどの他のブラウザとの幅の解釈の違い
の問題。記事のコメントにありますけど、この問題はDOCTYPE宣言で解決します。
詳細はMicrosoftの文書Internet Explorer 6 における CSS の拡張に書いてあります。
HTML 4.0 Transitional限定ですが、一番手っ取り早いのはDOCTYPE宣言に以下のように書いておくことです。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/REC-html40/loose.dtd">
ポイントはDTDの指定です。なんとIEはDTDの指定の有無により挙動が変わるんですね。なんだかなあ。
ま、確かにIE独自の解釈のほうが自然な気もしますけど。
同じ指定のはずなのに色が合わない
その他のIE特有の妙な現象について、バカ出没!ツクバ注意報!!のるーみさんの指摘も興味深いので、目を通しておくと良いかと思われます。
画像の背景の色をページの背景色に合わせたつもりが微妙に違う色で表示されちゃうという問題ですね(この例の場合透過GIFという手もありますけども)。
この手の問題は大昔から指摘されていたようです。
面白いことに、
たとえば#336633はWindows上のIE 4とMacintosh上のIE 4.5では問題ありだったのに、Windows版Netscape 4.07と4.74では問題なしだ。一方#FF99CCのような色は、Internet Explorersならすべて大丈夫なのにWindows用のNetscape 4.07と4.74ではダメという具合だ。
というように、どのブラウザが良いというものでもなかったのだそうで(当たり前のことかも知れませんが、レンダリングアルゴリズムが違うんですね)。
ただ、この記事は2000年の記事なので出てくるブラウザがどれも古すぎます。最近ので誰か検証してませんかねー。