衝動的犯行か計画的犯行か

透-架さんとこで、こないだ書いたマリみて話について触れられていたのに今頃反応。

季節合わせ読みは、去年の経験からすると感想ラッシュの時期を過ぎれば割と楽です。ある時期を過ぎると楽というのは禁煙と同じですね。

ちなみに今読んでるのは『チェリーブロッサム』なんですが、基本的に1年に一度しか読まないので割と新鮮です。サイタマはちょうど今頃桜が葉桜になり、銀杏には若葉が出てくるのでまさに読み頃です。

ただ、今回はネタバレが致命的とのことで、下手にマリみて関連のサイトをうろうろ出来ないのは確かにつらいです。イラストサイトもNGですし、この先生きのこることができるか不安です。

ミステリとして見るマリみての考察は面白いです。
この説にネタバレ無しで便乗しますと、殺害するには、殺害する舞台を用意しなくてはならない。
新刊で舞台を整え殺害にまで至るのか、入念に犯行を実行するために慎重に舞台を組み上げていくのか、
それとも・・・・。

おお、「衝動的犯行か計画的犯行か」ですね。

私が読んだところまでだと、祐巳が妹を作ることについて何を考えてるかの描写が極端に少ないんですよね。『チャオ・ソレッラ!』で土産物を買うところなんか、核心に迫りつつもさらっと流れちゃってますし。

まあ、『特別でない…』で祥子さまに言われるまで、あまり真剣に考えてなかったのかもしれませんけど、それにしても考えてなさすぎ。

ほんとに考えてないのか、それとも作者が意図的に書くのを避けているのか。

後者だとすればこれは一種の叙述トリックになるわけで、よりミステリっぽさが増すのですけども……。