最終回直前と思えぬポワロとマープル第38回

名探偵ポワロとマープルは全39回ですから今日が最終回直前なわけですけども、その割には盛り上がりに欠けた、というか。

今回は書くことあまりないです。あえて言うと作家のクランシイが生き生きと描かれていたのは良かったかな。観てて面白いシーンでした。三石琴乃演じるホーバリ伯爵夫人と山寺宏一演じる歯科医ゲイルとのやりとりも見どころといえば見どころでしたけども、(ストーリー上の問題なのですが)ゲイルの演技がいまいちで私としては不発。そして調査のために再度フランスへ渡るのですが、さすがに2度目なのでメイベルがはしゃぐシーンはなし。

あと、ポワロが美容師のジェーンを助手に云々というあたりは、既に助手としてメイベルがいるために非常に不自然でした。一言くらいフォローがあっても良かったかと。

なんか文句ばっかりですねえ。良くないな。

アガサ・クリスティー紀行は「夫と考古学 〜オックスフォード〜」ということで、オックスフォード大学所収のアガサの夫の手による出土品の紹介と、アガサの作品に少なからず影響を与えたメソポタミアでの発掘生活についての話でした。

アザラン看護婦の手記という形で綴られる『メソポタミアの殺人』がもろに発掘現場を舞台にした話です。もう最終回ですけど、アザラン看護婦をメイベルにしてこの話をやれば、全体に漂ういやーな雰囲気が緩和されて良かったんじゃないでしょうか。いや、ストーリー的にそれじゃダメか。