世界一不味い飴≒昆布飴+歯磨き粉
カトゆーさんとこで紹介されていた話題。
こ、これリコリスじゃないですかっ……!
海外の児童文学をよく読む人にはお馴染みの甘草飴の一種です。確か。ハリー・ポッターにもハリーが試す合い言葉の一つとして「杖型甘草あめ(Liquorice Wands)」ってのが出てきます。
『チョコレート工場の秘密(スズキトモユさんのレビュー)』で有名なロアルド・ダールという作家の自伝『少年』に出ていてやたらうまそうだったので食べたいと思っていたら、友人Mのつてで入手に成功し、そのときは狂喜乱舞したものです。
でも口に入れてその喜びも一転。
日本で比較的容易に手に入る食べ物で一番近いのは昆布飴ですかね。しなびた昆布飴に歯磨き粉を混ぜたような味がします。
口の中でゆっくりと溶かすと、表面がぬめってきて、なんていうかこう、旨味というか滋味っぽいものが感じられてくるのですよ。でもそれプラス歯磨き粉っぽさが何ともミスマッチ。あとなんかよく分からない独特の風味があります。
こんなもんが好物だったなんて、ダールはゲテ物食いに違いありません──と思うのですが、海外の児童文学には普通に出てきてうまそうに書いてありますので単なる食文化の違いかも知れません。
リコリスはアメリカでも売っているんだそうですが、アメリカのはもっとでかくて色が付いてて甘ったるいとのこと。
なお、上記のページで世界一不味い酒
として言及されているサルミアッキ入りのウオッカについて詳しく書いてあるページがありました。
この酒もやはり日本ではなかなか手に入らないそうですが、なんとサルミアッキもどきカクテルのレシピが紹介されてました。
ペルノー(Pernod:アニスリキュールです)を使うの。そして、これにコーラを混ぜる。
私は詳しくないのですが、ペルノーなるものはカクテルの種類がいっぱいある店に行けば普通に置いてあるようなので、言えば作ってもらえるはずです。チャレンジャーな人はどうぞ。
私も今度そういう店に行ったら試してみようと思いますが、何時そんな機会があることやら。