横っ腹が痛い美羽がラーメンズ的なのは確かですね。

苺ましまろ(5) (電撃コミックス)

苺ましまろ(5) (電撃コミックス)

苺ましまろ』5巻で、横っ腹が痛い美羽が動かないで終わる回がある件について。

私は普通にこれはシュールなギャグだと思っていたので、逆に「これには何らかの意味があるのでは」という見方の方に驚きました。

一番「すげー」と思ったのは、「WEB拍手」にあったという次の仮説。

いわゆる 女性特有のアレが 美羽にきたのかと思ってたんだけど

いわゆる「その発想はなかったわ」というやつです。いやー、いくらでも多様な解釈は可能なんですねえ。

でもまあ、「意味がない」という解釈もそれなりにひねくれてるのかも知れません。

上記の記事でも言及されていますけど、この笑いはラーメンズ的なんですよね。「たかしと父さん」というのがまさに同じ構造だと思います。

ラーメンズ 「たかしと父さん」

これに出てくる「たかし」は例の美羽のごとく何もしません。ひたすら勉強するのみ。最後の最後まで何もしません。

実はこのコントにはいろんなバリエーションがあって、そのなかにはセリフがあるものもあるのですが、「何もしない」版が一番ネタとしては際だっていると私は思います。

あとダウンタウンも上記の記事で触れられてましたが、確かに松ちゃんが考えそうなギャグでもあります。

……てなことを読んだ瞬間に思ったもんですから、私の解釈は完全にこれに固定されてしまってました。「これはなんだろう」と思う余地すらありませんでした。ギャグについてなんか感覚がスレてしまったんでしょうね。あーあ。

しかしまあ、アレですね。「女性特有のアレ」説は凄すぎます。いろんなフレームワークを飛び越えてると思います。上記の二つめの記事では否定されてますけど、その発想の豊かさはもっともっと評価されてもいいと思います。

以下参考リンク。全部Youtubeです。著作権的にはアレですが、作品に言及しやすくしてくれているという点は功罪の「功」の部分だと思います。