2005-02-06 のトピックス

取り上げてくださった方々に感謝です

フォントと一緒じゃ通じまい(パクリ問題)

今更のようにも感じられるオレンジレンジの盗作問題が、ゲンダイネットの2/6付けの記事で取り上げられていました(日刊ゲンダイでの掲載は2/3)。

この話題については、糾弾◆ggIchIOMTk氏によるオレンジレンジパクリ糾弾サイトに詳細が載っています。

オレンジレンジの姿勢は、合言葉は<<パクろうぜ!>>です!という彼ら自身のコメントに端的に表れているように、パクリという行為に対する自覚のなさと言えましょう。

先月かーずさんとこで紹介されていた「許斐剛の、不気味な無邪気さ」という記事のコメント欄でも、テニスの王子様の作者との共通点としてパクリに対する「無邪気さ」が指摘されています。

他人の著作物を明らかにパクっておいてそれに罪悪感を感じない人たちというのはどこのジャンルでも一定の割合で存在するのかも知れません。

そういう人は他の人の著作物を文字のフォントかなんかと一緒だと思っているという話を聞いたことがあります。つまり、道具もしくは材料としてはじめから用意されているものだと認識しているというのです。

もし私がフラッシュを作ってるときに「やっぱここは丸ゴシックだよな」とか考えるのと同じセンスで「やっぱここはミスチルだよな」とかやってるんだとしたら、彼らが人の作品を自分の作品にそのまま流用することに抵抗がないのは当然でしょう。

そういう人たちはまるっきり無自覚なので、パクリ云々を指摘しても話が通じません。彼らにとってそういう指摘は、例えば「この文章にはMS明朝を使っているじゃないか! 他の人が作ったものを勝手に使っちゃダメだ」と言われてるのと同じだ、という話なんですね。そりゃキョトンとするほかありません。

私がこの話を聞いたとき、非常にわかりやすい例えだなと思ったのですが、もし本当にそういう認識でいるとしたら彼らとの溝はかなり深いことになります。

のんびり進行のポワロとマープル第24回

今週は「ブリマス行き急行列車」前編。久しぶりにポワロが登場です。

今回もメイベルが妙に活躍してました。しかも今までちっとも役に立ってなかったアヒルのオリバーが凶器を発見と、三毛猫ホームズ的に活躍。もっとこういう露骨な活躍の仕方をしてもおかしくないと思っていたのですが、意外にも今回が初(のはず)です。

今度の話はのんびり進行です。2回に分けたら少々尺が余ったんでしょうか。まあ、無理に1話に詰め込んで訳が分からなくなるよりはよっぽど良いです。あと、今回も妙なゲストはなし。反省したのでしょうか。来週出てくるとは思いますけども。予告も内容にほとんど触れておらず、予告としては意味がありませんでしたが、ネタバレ回避という意味では上出来です。やはり反省が生かされているように感じます。

アガサ・クリスティー紀行は「歴史を作った港町 〜プリマス〜」でした。なんでも、戦時中は防衛の要になったり、清教徒を乗せたメイフラワー号(歴史で習ったなあ)が出航したりと、歴史的に意義のある町なんだそうで。変な話ですが、本編より興味深かったです。