探偵ファイルの登山レポがつまらない理由

探偵ファイルマウンテン攻略作戦という記事を読んだまなづるさんがご立腹です(id:manaduru:20040217#p1)。私も読んでみましたが、確かに首をかしげてしまう内容。「甘口メロンスパ」とか「おしるこスパ」とかの色物メニューを頼んで貶してるだけなんですね。

探偵ファイルの他の記事は笑えるのに、なんでこの記事には妙な不快感を覚えるのか考えてみたんですが、普段の探偵ファイルの笑える記事は「記者が自分でバカなことを考えて実行する」っていうパターンなんですよね。で、今回も「記者がバカなことやる」って意味では同じなんですけど、実際に色物メニューを考えたのはマウンテンの人なわけであって、記者はそれを注文してるだけなんですよね。

つまり今度の記事でネタをクリエイトしてるのはマウンテンの人であって、記者ではないわけです。それなのにあの記事は「色物メニューばっかり頼んじゃったりして、こんなバカなことやっちゃう俺たちって面白いでしょ?」っていう姿勢が見え見えで却って面白くないんですね。「面白いのはあんたらじゃなくてそんなメニュー考えたマウンテンの人だろが」ってツッコミたくなっちゃう。さらに料理を口汚く罵った上に残しているわけですから、かなり心証が悪いです。

なお、まなづるさんや他の「登山家」のレポートは、「メニューの面白さを筆者が身を張って伝える」という形になっている点で、今回の探偵ファイルの記事とは一線を画します。身を張っている証拠に、彼らは必ず完食します。

探偵ファイルの記者は今回の記事で顔晒してたりするわけですが、だからといって必ずしも「身を張ってる」ことにはならないってことやね。