引き続き「安全なネタバレ」

昨日の日記で「レビューにネタバレを書いちゃってもそれと気づかせなければよい」てなことを書きましたところ、以下のような反応が。

その真実に気づかされた時に、その人は感嘆するのか落胆するのかって点でも注意する必要がありそう。

ネタバレと気づかせなくて、しかも気づいたときに感心させられるようなレビューを書くためには、ミステリの手法がそのまま使える気がします。叙述トリックとか。要は「如何に読者を騙すか」ですから。

ちなみに私は先日鮮やかに騙されました。いま、箱三択というフラッシュが公開されてるんですけど、これにかーずSPのかーずさんがこんなコメントをつけてるんですね。

三択でしぃを見つけよう。間違った時のリアクションが面白い。

これ読んで「当たったらどうなるんだろう」と思った私は──いやー、見事にかーずさんに騙されました。だって、●●●●●じゃん(●部分にカーソルを乗せるとツールチップで表示されます)。

かーずさんのコメントは全然ネタバレじゃないんですよね。むしろネタバレになる部分を見事に回避しています。でも、わざわざ避けてるということはそこが核心の部分であることを示唆しているわけですから、「広義のネタバレ」といえるのではないでしょうか。

そういう意味で、本人にそのつもりがあったかはともかくとして、かーずさんのコメントは見事だったと思うのでした。

(この話題の続き→id:okgwa:20040225#p1)