筑波の研究所の大きいお友達向けコンテンツ

筑波の食品総合研究所の子供向けコンテンツ『優子 の それゆけ!食べ物探検隊』が微妙にオタくさいです。

まずサブタイトルからして、第7話 『人のつくりしもの』って、エヴァンゲリオンかと。そして第10話 『血液るんるん、グルるんるん!』って、ドリルでルンルンクルルンルンですか!

で、内容は、子供たちがもつ「素朴な疑問」を先生が答えるという定番の形式なんですが、その「先生」の顔グラフィックが黒い板で、しかもよく見るとsound onlyと書いてあります。

この「先生」、どうも毎回「中の人」が違ってるようで、第1話では

先生「やあ、みんな、よく来たね。ところで君たちは、どうしてうちの研究所を見に来ることにしたんだい。」

とフランクな感じだと思ったら、第3話では

先生「ああ、野菜の貯蔵の話ですか。だったらうちの部屋でやってますから、よろしければ説明しますが。」

と、いきなり他人行儀になってます。さらに第6話では

先生「あら、いらっしゃい。話は電話で聞いているけど、あなたがダイエットをやっているって娘かしら。」

と、いきなりお姉さまになっちゃってます。全体的にはどっちかというとおばさんっぽいのですが、お姉さまということにしておきます。

極めつけは、第1話の最後、これから時々おじゃましてもいいですかと聞く子供たちに、

先生「もちろんだとも。待ってるにょ。」

――でじこ

他の登場人物もすごいです。 陽一くんというキャラが出てくるんですが、なんと「日乃出食堂」という定食屋の息子なんだそうです。ミスター味っ子ですね。あと「ともよ」というキャラがお嬢様言葉なので、もしやカードキャプターさくらに出てくるあの人がモチーフかなーと思っていたら第9話でビデオカメラ装備で登場したりと、期待を裏切りません。

などなど、つっこみどころ満載なのですが、食品の安全性などについてさりげなく最新研究のトピックスを交えつつ解説されていて読み物としても非常に興味深いので、お読みになってはいかがでしょうか。ここに挙げたもの以外の新しい発見があったら教えてください。