「季節合わせ」は苦行に近いです。ていうか荒行。

あー、なんだかマリみての最新刊『チャオ ソレッラ!』が早売りしている様子なんですけども。エロチック街道のヘッドさんなんかは最終の新幹線を逃してまで入手してたりしてなかなか漢なんですが。

今度の話は修学旅行だそうで。しかもイタリア旅行とのことで、当然「あの方」の登場が期待されるわけです。ほんと、楽しみです。でも私、読めないんですよね。なぜなら――

――季節に合わせて読んでいるからっ……!!

どういうことかというと、私はマリみてを去年の1月から読み始めたのですが、『ロサ・カニーナ』までは一気に読んで、その後はずっと季節に合わせて読んできたのです。つまり去年のバレンタインに『ウァレンティーヌスの贈り物』を読んで、3月半ばに『いとしき歳月』で薔薇さまたちを見送り、桜の咲く頃に『チェリーブロッサム』、梅雨に入ってから『レイニーブルー』を読んで、2週間ほど悪夢の「レイニー止め」を敢行し、梅雨が明ける頃『パラソルをさして』、7月の半ばに避暑のつもりで『子羊たちの休暇』、夏休みも終わる頃『真夏の一ページ』、残暑も和らいだ頃『涼風さつさつ』、体育祭シーズンにはちょっと遅いけどまだまだ行けるはずと自分を納得させつつ発売日(2003/10/31)に『レディ、GO!』を読んだのです。

その時点で私は1年前に時間旅行。無印『マリア様がみてる』で、まだ1年生の祐巳と再会しました。ちなみに『バラエティギフト』は、発売日(2003/12/25)に「降誕祭の奇跡」だけ読んで封印、今年のバレンタインに『ウァレンティーヌスの贈り物』を読みつつ「ショコラとポートレート」だけ読んで、また封印。そして、今月の半ば頃また薔薇さまたちを見送ったところなのです。

そんなわけで、『チャオ ソレッラ!』はおあずけっ……! 少なくとも今年の10月頃まではおあずけっ……! 今の刊行ペースなら少なくともさらに1回……下手すると2回のお預けを食らうことになるが……耐えられるのかっ……? 耐えられるのか俺はっ……!? いや、耐えてみせるっ……何故ならっ……!

季節に合わせて読むマリみてはまさに至福……!!

だからみんな……俺のことは置いていってくれて構わない……! ネタバレを怖れる俺はイラストサイトの巡回すらままならぬだろう……エロチック街道のピンクの囲みは飛ばして読むことになるだろう……きっとそれらは「レイニー止め」に匹敵するほどの苦行であることは間違いない……! しかし俺は……いばらの道を選んでしまった……!!

ああ……今度入ってくる新1年生が楽しみだ――