玄人には不評な S1 IS

Canon PowerShot S1 IS PSS1IS

PowerShot S1 IS 購入検討に際して、「S1 IS のここがダメ」という情報を中心に集めてみました。

まず、大絶賛されていたと言えるスタパ氏のレビューの信憑性について。

筆に意思がこもっていないような。

 これをして、「行間に潜むものの存在」を暗に示唆していると考えるのはうがった見方なんでしょうか。

これはやっぱりアレだ。以前のKissD辛口レビューを埋め合わせるための、ご祝儀レビューだな。 (デジカメジンコメント欄より)

 果たして世間はここまで冷静に、彼のレビューを読む事ができるだろうか。

「あのレビューはちょっと眉唾だよ」という話なんですが、スタパ氏のレビューがそんなんなっちゃったら一体我々は何を読めばいいのか分からなくなります。

まあ、このことを念頭に置いた上で、以下に部分的な問題点について調べてみますと、まずオートフォーカスが遅いという点が挙げられています。

これでオートフォーカスが速かったら、、、。オートフォーカスが遅くて、動いている子供はフォーカスがあうとフレーム内にいなくなっていたりします。

これはオートフォーカスの合焦時に画面が止まるからというのもありそうです。

AF作動時に画面がフリーズするので動きモノの撮影はむずかしいだろう

あと、起動速度も遅いようです。

電源を入れてから最初の1枚目を撮影するまで最短でも約5.5秒ほどかかった

アッと思ったときにパッと撮る、ていうのは無理そうですね。

また、ボタンの配置が変だというという意見もありました。

俺的にだめぽだと思っている[FUNC]ボタンと十字キーとに距離がある事やその十字キーの直下に[MENU]や[SET]がある

こればっかりは触らないと分かりませんな。

あと、ファインダーがダメという指摘。

このS1 ISの貧弱なファインダーを覗いたあとに、オリンパス・C-770のそれを覗いたらまるで別世界、天国、竜宮城の景色でしたよ。

例えが面白いというか、「そんなに違うのかー」という。この方は全体の印象として、

このS1 ISは「まあ、ちょいっと片手間にやっただけでもオレたちはこれくらいのモノは作れるんだぞ」という、いささかキヤノンらしくない“おごり”と“手抜き”が感じられてしまうんですよね。

とも書いてらっしゃいます。この辺はやっぱりカメラをたくさん触らないと分からないところかも知れませんねー。

全体的に見ると、玄人っぽい人ほど酷評している感じがします。sarasiruさんによると、

しまぱんのえろいひとが「オレの求めてるカメラとは違うモノですた」ゆーんで

とのことでしたが、他にも「求めていたものと違った」という意見は散見できました。

が、基本的には満足している人が多いです。そういう意味でスタパ氏のレビューは妥当とも言えますし、スタパ氏らしくないとも言えます。

というわけで、散々ネガティブな情報を集めたのですが。

――実はもう、買っちゃいました。

いやー、実は「光学ズーム10倍+手ぶれ補正+単三電池で駆動+バリアングル液晶+マニュアル撮影モードあり+5万前後の価格帯」のコンボで、私的にはこれ以外の選択肢がないのですよ。実際使ってみると確かに上記の問題点はあることはあるんですが、個人的にはあんまり気になりません。多分、私がデジカメについて素人だからアラが見えないんだと思います。

お手軽デジカメだと物足りないけど、そんなにカメラに詳しいわけでもないし10万以上のクラスを買うほどでもないよなー、とか思っているちょっと背伸びしたいお年頃の人に S1 IS はかなりお勧めできると思います。