便利な割に普及してない Mozilla で migemo
Japan.internet.com の「ブラウザ戦争は終わっていない」という記事に対して、エロチック街道のヘッドさんがこんなコメントを。
次世代ブラウザfirefoxの紹介です。ちょっとひとつ気になったのは、
コンテンツ中のリンクに含まれる文字を入力するだけで、そのリンクにすばやくフォーカスされる Find As You Type（文字入力によるページ内検索）と呼ばれる洗練された機能が提供されていますという個所。Mozillaでもそれはできるからなあ。まあ、いずれ現在のMozillaブラウザはFirefoxになるという計画でして、結構そういう機能はフィードバックされているようです。
確かに便利ですよね、Find As You Type は。これは入力する端から検索していくインクリメンタル検索ってやつなんですが、普通のページ内検索は「Ctrl+F などで検索窓を開く→検索文字列を入力→Enter」という具合に最低でも3ステップ必要なところ、インクリメンタル検索だと「検索文字列を入力」の1ステップだけで検索できてしまうのです。最初はとまどいますが、慣れるとこれが異常に便利。
検索文字列に一致した順にヒットしていくので、徐々に正解に近づく感じが非常に気持ちよいです。携帯電話によくある推測変換（私は使ったことないんですが）に近いノリだと思われます。途中で正解にたどり着いたら全部入力する必要がないので楽です。
でも、日本語を検索するときは変換してからでないといけないので、インクリメンタル検索のメリットが完全に損なわれてしまいます。どうせなら日本語でも同じようにやりたいところです。
そんな要求に応えてくれるのが XUL/Migemo です。これは、元々ローマ字で日本語インクリメンタル検索する migemo というものがあったのがあまりの便利さに徐々に広がっていって、ついに Mozilla にまで到達したものです。
いかがでしょうか？ これ、メチャクチャ便利だと思うんですけどね。思ったよりも全然普及してないので拍子抜けしてしまいます。
