「真逆=逆もまた真」という解釈

かーずさんのかーずSPで知ったのですが、最近「真逆」という言葉の誤用が多いんだそうで。本来は「まさか〜ない」の「まさか」であるところが、「正反対」の意味で誤用されているようです。

私の場合、一応月姫研究室読みづらい単語の読み方で知ってはいましたが、自分で使うことはありませんでした。

でも確かに最近よく見かけますね。私が一番最近観測したのはこのライトノベルがすごい!付属掲示板弐式「ライトノベルとイラストの関係」を探るスレの124番の書き込みです。

作家の新木伸氏の書き込みなのですが、以下のように「真逆」が使われています。

 作家側なり、編集側なりから働きかけがある場合には、「次のこの作品には、この人の絵が合うと思う。あの人なら、この作品にマッチングする絵をきっと描けるに違いない」てな見込みでアプローチが行われるわけですよね。

 その真逆なのだとすると、「この人なら、私の絵柄にマッチングする作品を書けるに違いない」てな見込みによるアプローチになりますよね。やはり。

でも新木氏の普段の論調からすると、ここで新木氏は「正反対」ではなく、命題論理の「逆」の意味で書きそうなところです。でもそれだったら単に「逆」と書けばいい気がしますね。何故わざわざ「真逆」などとしたのでしょう。

で、これは仮説なんですが、「その真逆なのだとすると」を「その逆もまた真なのだとすると」と読み替えるとばっちりニュアンスが通じ(る気がし)ます。おお、多分新木氏が言いたいのはコレだ!

というわけで、私の変な解釈により「真逆=逆もまた真」という誤用……もとい、造語がここに生まれたのでした。

まあ、素直に「正反対」と思っといてもいいんですが。実際、新木氏がどういうつもりで「真逆」と書いたかは謎です。