やっぱりいい話のマリみてアニメ春第4回

今日は話がまとまっていた気がします。あれもこれもと詰め込まず、白薔薇さまとのシーンで一点突破。今日はアニメの方で初めて感動しました。

やっぱりいいですねえ、このシーン。特にこのセリフが泣けます。

「愛しているよ、祐巳ちゃん。君とじゃれ合っているのは、本当に幸せだった。祐巳ちゃんになりたい、って私は何度か思ったよ」

どうでもいいかもしれませんが、小説だと「何度思った」で、アニメだと「何度思った」なんですね。「何度も」の方が自然ですけど、ここはやっぱり「何度か」かなあ、と。

このセリフの前に白薔薇さま祐巳の体を回転させて教室の扉に照準を定めます。祐巳の視点では教室の扉が正面に見えているはずです。だから私はこのセリフを読むとき、いつも教室の扉が目に浮かびます。その扉が少しずつ、ほんのちょっとだけ霞んでいく……

そういう演出を期待していたんですけどもねー。ま、わかりにくくなるか。

さて、恒例になりつつある他サイトの感想への反応。

エロチック街道のヘッドさんの感想はいつもの勢いがないような気がするのは気のせいでしょうか。話が話だからしょうがないのか。いろいろ理屈っぽい聖さまていうのは確かですねー。きちんと場合分けして証明してます。ゴロンタのことと志摩子のこととを変数にとる述語がトートロジーであることを示してるとかいう感じです。

Transparencyの透-架さんの感想は小説読んでない人向けの補足が充実しています。ていうか、この補足がないと訳が分からないアニメなわけですが。私が良いと思ってるところはあっさりカットなんですね・・・私ってなんか見所ズレてるんでしょうか・・・とのことですが、いやいや、そんなことないです。『「愛しているよ、祐巳ちゃん」のシーンは扉だけにしろ』なんていう私の意見の方がよっぽど変だと思われます。

Snow Mousse の雪華さんもPCのトラブルにもかかわらず更新されてました。白薔薇さまのあのシーンはマリみてで2番目に好きなシーンとのことで、1番がどのシーンか気になります。あと、ホットいちご牛乳オーレのシーンについて 原作のこのシーンの挿絵が大好きなんですよねぇ(笑)とのことで、私も好きです、あの挿絵。紅薔薇さまがチョロッと出してる舌といい、祐巳の表情といい。

実は私、今日の鑑賞のために傍らにあっため牛乳(この言い回しも独特だ)といちご牛乳を用意していました。

ホットいちご牛乳オーレ

ちゅーっ。

一度やってみたかったのよねー。そして飲んで一言。あんまり美味しいものではな──

──あれ、ちょっとおいしい。「わたぼく」のいちごミルクを使ったからだろか。

さて、話は変わるんですが、例の「プレミアムブック」を、フライングゲットして既に読んでしまいました。書き下ろしの短編が実に良かった。季節合わせ読みをしている身、5月(と書いてありました)の話を読んでしまうのは許されざる暴挙なわけですが、昔の話なので良いということにして読んでしまいまして。

……いやあ、読んで良かった。しかも今日の放映前に読んで良かった。いま、万感の思いを込めて言おう。

「イチゴミルクは伏線」

……あれ?