推理の余地なしのポワロとマープル第3回

今週のゲストは酒井法子及川光博だったわけですが、キャストの中でミッチーだけ一人で下手くそすぎです。下手というより、浮いてるだけか。まあ同じことです。

叔父が遺したはずの金塊を探してほしいという話。前回ほどメイベル嬢は活躍しませんでした。思わず余計なこと言って「ごめんなさい」というとこだけが見どころでした。

しかし、ベーコンとほうれんそうの話なんて日本人には全くわけがわからんのになー。ミステリにおけるマンドリン問題ですね。この問題について説明すると必然的に『Yの悲劇』のネタバレになってしまうのであれなんですけども。

いずれにせよ、なんでこの話をチョイスしたんだろうと思ったわけですが、その謎は「アガサ・クリスティー紀行」で解けました。

「紀行」の方は、アガサが執筆した脚本『ねずみ取り』は52年もの間ロングランを続けていて、その収益の受取人が孫になっているといるという話だったんですね。

で、本編も愛する家族に遺産を残す叔父の話なわけで、今日のテーマは「遺産こそが家族愛」という結論なわけでした(えー)。