ナイスキャスティングのポワロとマープル第28回
今日のゲストは赤木春恵だったんですが、これがやたらとはまっていました。
アガサ・クリスティーの作品に頻繁に登場する口うるさい中年女性がこれほどまで見事に体現されるとは。脚本がおざなりで、ずいぶんはしょられてる印象でしたが、そこは演技でカバーです。大体ページの半分ほど埋まるおしゃべりを実際に聞いたら相当うざったいことでしょうし。逆転裁判に出てくる「オバチャン」のおしゃべりみたいなものです。
もっとも、そこにいるのは赤木春恵以外の何者でもないというのは、アニメとしては問題があるように感じられますが、キャラ自体が赤木春恵がやらずして誰がやるんだというようなキャラですのでOKなのです。
キャスティングを間違えなければアニメにゲストを呼んでも全然構わないという好例でした。
アガサ・クリスティー紀行は「イギリスの伝統料理 〜ローストビーフ〜」ということで、ローストビーフとヨークシャープティングの話。
ハリーポッターにも出てくるイギリス文学定番料理です。イギリス料理は何かにつけて雑だの何だのと言われますが、これはやたらとうまそうです。
昔はローストビーフを食べる前に、まずヨークシャープティングを食べていました。それである程度おなかを満たし、家族に平等にお肉が行き渡るようにしたんです。
やっぱりみんな肉が好きなんですねえ。