父親が久々登場のポワロとマープル第30回

今日は『スリーピング・マーダー』全4回のうちの第1回。ゲストは田中美里で、この方の演じるグエンダを中心に話が進んでいきます。割と違和感のない声で良かったです。

それと、主人公のメイベルの父親役で加藤雅也が出てました。以前も同じ役で出ていて、そのときは声が浮いてて聞いてるのがつらかったのですが、今回は意外にもそれほど浮いていませんでした。ダメ出しでもあったんでしょうか。

今回は事件の導入なんですが、ずいぶんと駆け足の印象。グエンダの過去が明らかになっていく過程がもうちょっとじっくり描かれても良いと思いますが、まあこんなものか。

調べているうちに行き詰まってきてさて次はどうしようかというときに、メイベルが新聞広告を出そうと言い出すんですが、多分これは前回のポワロのやり方からメイベルが学習した成果なんでしょうね。一見唐突に見えるシーンも、そう思ってみると逆によく考えられているように思えてきます。

今回のアガサ・クリスティー紀行は「河口の町 〜ダートマス〜」ということで、舞台のモデルになったとされる町の紹介。町の景観を損ねるということで、橋を渡さずに連絡船で車とかの輸送をしているそうですが、ずいぶんのんきな話ですよね。日本だったら混雑して大変だと思います。