【ネタ】吉野家で売られている「半熟玉子」は半熟ではないので、十分に注意してください。

かーずさんとこで紹介されていた話題について。

発端は、温泉たまごと半熟たまごとを間違えて覚えちゃってた人が、温泉たまご状態のものを期待して「半熟玉子」を買ったところ、(当然)白身まで固くなってて「どういうことだゴルァ!」というようなことをブログに書いたこと。

それからいろいろあって件のブログは「炎上」してしまったわけですが、それはともかく。

まあ常識的に言って「半熟」といったら「白身は固いけど黄身は完全には固まってない状態のもの」ですよねえ。

──と思ってたんですが、吉野家のメニューでは温泉たまご状態のものが「半熟玉子」って表記されてるんですね(2chの当該スレ >>208 で指摘されてました)。

そうするとやっぱり、白身が固まってない状態のを「半熟」と称する文化圏も存在するってことなんでしょうかね。

一応Wikipediaの「ゆで卵」には、

ゆでる時間の加減により、黄身に火が半分通った半熟卵、完全に火が通った固茹で卵に分類できる。また、湯を沸騰させずに、70℃前後の比較的低温を保って数十分ゆでると、白身は固まらないままで黄身が固まる特殊な状態になる(黄身は70℃で完全に固まるが白身は80℃で完全に固まるため)。これも温泉卵と呼ばれる、広い意味でゆで卵の一種である。

とあるので、吉野家のメニューの書き方がよろしくない──のだと信じたいですけど。

でもまあ、こういうのはコンテクスト依存なのかも知れません。

吉野家の場合は写真がついてるから誤解しようがないんですが、もし写真がついてなかったとしても、牛丼(豚丼)に白身が固まったゆで卵を合わせるというのもちょっと微妙だから、やっぱり白身が固まってないのが出てきそうな予感がしないでもありません。

一方、これがラーメン屋のトッピングメニューに書いてある「半熟玉子」だったら、逆に温泉たまご状態のが出てきたら面食らいますよね。ていうかラーメン屋の場合「玉子」と言ったら白身が固まったゆで卵がデフォルトですよね。

──と思ったけど、チキンラーメンに乗せる「たまご」は生たまごか。それに松本零士の漫画に出てくるラーメンには必ずと言っていいほど生たまごが乗ってるよなあ……。

というわけで、何が普通かなんて分からんものですね、というのが今日の結論。