メディアリテラシーがない人に配慮するのがメディアリテラシー。こんな世の中じゃ
『吉野家で売られている「半熟玉子」は半熟ではないので、十分に注意してください。』というタイトルにわざわざ「【ネタ】」を付けといたのは、一応理由がありまして。
ていうのはやはり例のエントリが「炎上」したのは、タイトルに問題があるのにそれをいつまでも修正しなかったからというのがあると思うんですよね。タイトルって大事。
まあ『吉野家で…』のほうは、記事を読めばパロディ(というかもじり)だと分かるはずなんですが、冗談は冗談だと書いておかないとマジで受け取る人もいるかも知れませんからね。私に言わせるとそういう人は「メディアリテラシーがない」人なんですけども。
「普通はそんな大事にはならんだろ」──と、私も思います。でも、ネタのつもりで「みんなで氷結の不買運動しましょう」と書いたら炎上しちゃったという例もありますからね。
広い世の中、少数と言えども過剰反応してしまう人が一定の割合で存在するのは確かなわけです。
ウェブっていうのは広がりが大きい分、どんなに少なくてもそういう人に読まれる可能性があるメディアである──ということを認識していない、というのもそれはそれで「メディアリテラシーがない」という事でもありまして。
だから「メディアリテラシーがない人に配慮するのが(ウェブの)メディアリテラシー」なわけです(少なくともタイトルを付けるときには。それしか読まずにコメントしたりする人がいる可能性が高いので)。
と言っておきながらタイトルに「こんな世の中じゃ」とか、語呂だけで脈絡無いことを書いてしまうあたり私も業が深いのですが。