イノセンス、その後。

前の日記(id:okgwa:20040314#p1)で「映像はすごいけど訳わからんかった」で終わりにしてしまった映画『イノセンス』ですが、野良犬の塒イノセンス FAQとしてフォローされていたのでネタバレ掲示板も合わせて一通り読んでみました。

あ、一応この記事に限って露骨なネタバレは避けます。リンク先はネタバレし放題ですのでご注意ください。この映画に限ってはあまり問題ないと私は思いますが、一応。

で、本編ですが、「少佐」が誰か、というのがカギだった訳ですね。これは前作の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』で語られていたようで。前作を知らなくても最後になってある程度の推測はつきましたけど、知ってれば感動の度合いが違っただろうなあ。

FAQ のうち、「少佐」に関する部分以外は大体同じ解釈でした。もっとも、FAQ で触れられているのは本当に大筋の話だけです。でもまあ、それくらいは分かる程度にはわかりやすい映画だったと思います。それ以上にディテールで謎なシーンが多かったんですけども。

なお「少佐」について、ネタバレ専用掲示板では「予告編やポスターなどを見れば推測が付く」という主旨の意見もありましたが、そこまではちょっと考えが回らないかも知れません(Ref. ネタバレ専用掲示少佐の呼び名)。

面白かったのは FAQ の最後の、どうしてスタッフロールに「西田さん」が異常に多いのでしょう?の答え。米米CLUBの関係者に同じ名字の人が多いのとは違う理由のようです。

あと、あの人形のモチーフはオリエント工業というよりも球体関節人形ということだそうで。ああ、そりゃそうだ。球体関節人形は、いつだったか勇気がなくて見られない画像解説スレに貼られてたのを見たので知ってはいたのですが、劇中の冒頭でセクサロイドと言っていたので、ダッチワイフの方に考えが行っちゃってました。球体関節人形セクサロイドとしての役目を果たすのかどうかはちと疑問ではありますが。

あの人形についてはネタバレ専用掲示板の「人形者の初見感想」から始まるスレッドがマニアックで面白いです。