JASRACにアレしなくてもカラオケに入るのか?

カトゆーさんとこ見て知ったのですが、ついにJOY-SOUNDで『いちごGO!GO!』が配信されることになったんだそうで。Snow Flake の澤倉さん達の2年前からの活動がやっと結実したわけで、実にめでたいです。

この話を聞いて思い出すのは、任意ラジヲのオープニングテーマをカラオケに入れるとかいう話です。PASELA秋葉原店の味岡さんのページを中心に活動が繰り広げられ、2002年の12/31に Triumphal Records のトップページに

任意ラヂヲOPテーマをJASRACに登録する方向で動いております。(補足:任意の団体にOP/EDの著作権を譲り、そこからJASRACへ登録してもらうという方法を考えております。まだ考えている段階ですので、過度の期待は禁物です。)

と書かれたのが最後で、それ以降音沙汰なしだったはずです。

このとき漠然と「カラオケ配信するにはJASRAC著作権管理委託されてないといけないのだなあ」と思っていました。

ちょっと調べたところによると、通信カラオケの場合は、配信業者はもちろんのこと、カラオケ店も著作権者に使用料を払う必要があるようです。もし配信されているすべての曲がJASRAC管理だったらカラオケ店はJASRACにだけお金を払えばいいのですが、そうでない場合はカラオケ店が著作者それぞれに使用料を払わなければならないわけで、それはあまりにも面倒だ、ということのように思われます。

でも『いちごGO!GO!』はJASRAC管理曲ではありません。「あれれ?」です。もっともJASRACのページから分かるのは2004/06/30の時点でのデータですので、それ以降に登録された可能性はありますが。

仮にJASRAC管理曲でないとすると、一体どういうことなのでしょうか。「いちごGO!GO!」カラオケ化計画の掲示板の記事によると、

JASRAC曲で無いものをカラオケ配信する為には、

(1) カラオケメーカーが権利者に合いに行く
(2) 権利を持っている人(メーカー)がカラオケメーカーに
  合いに行く

のどちらかが行なわれない限り、カラオケ化は難しい
と思います。
鳥の詩」が(2)のパターンですね。

とのことです。でもその場合、配信業者(カラオケメーカー)周りの権利はクリアになりますが、カラオケ店が著作権者に支払うべき使用料はどうなるのか、という謎が残ります。

まあ、『恋のミルキーウェイ』も管理曲になってることですし、「実は『いちごGO!GO!』も管理曲になった」というのがオチなのかも知れません。

ところで任意ラジヲのオープニングテーマの方は、著作権者と思われる Triumphal Records が既に活動停止してますので、いずれにしてもカラオケ入りはもはや期待できなさそうです。切ない。