ある意味意外だったポワロとマープル第8回

今回は全4回の「ABC殺人事件」の解決編です。

なんと劇中でポワロが歌うんですけど、凄い音痴です。エルキュール・ポワロが音痴という設定はなかったような気がしますが、どうだったかな。自信がありません。素直に里見光太朗が音痴と思っておけばいいんでしょうか。

この話は一応以前原作を読んだことがあって、犯人は覚えていたんですが細部を忘れていました。なので何とも言えないんですけど、あんな地道な捜査とプロファイリングで犯人を追いつめる話だったかなー、と。色々端折られてるからこんな印象を受けるのかも知れませんが。

ところでメイベルの一言がヒントになったらしいんですけど、何がどうヒントになったのかの説明がなかったような。漫然と見ていたから私が気づかなかっただけでしょうか。

しかも、謎解きのクライマックスで台風情報が乱入。謎解きが終わると台風情報も終わるという「あまりにも」なタイミング。それでいいのか。

そんなこんなで、まあ一応ラストは一件落着っぽく終わるんですけど、何かごまかされたような気分です。ミスレモンは出てこなかったし。

次は『総理大臣の失踪 〜前編』だそうです──って、あれれ、マープルおばさんがまた出ない! さすがに次はマープルおばさんのターンだろうと思ってたのに。

しかも、アガサ・クリスティー紀行は「Dから始まる町 〜ドンカスター〜」かと思ったら、「初めて書いたミステリー 〜ダートムア〜」でした。なんだか予想を裏切られてばっかりです。