『avexの黒い霧』

反avex陣営の「実質的な負け」は確定かもの続きです。

そんなわけで、法的には事実上可能な手段がなかったわけですから、反avex陣営のやり方が多少なりともゲリラ的になったのは必然でした。

そこに目をつけてavexがカウンターとして殺人予告が云々という話を持ってきたのは上手い手です。

真っ当にのまネコ問題へのクロスカウンターを放つなら、avexの楽曲を無断使用しているいわゆる「黒フラッシュ」の完全排除が妥当でしょう。「先に著作権侵害したのはそっちだろが」という理屈ですね。ここまでこじれた今となってはほんとはavexはこれをやりたくてしょうがないと思います。

でも、黒フラッシュの功罪については議論の余地がある(少なくとも私はそう考えています)わけですし、何よりネットユーザからの猛反発は必至です。それより、その善悪について議論の余地が全くなく、判例も出ている脅迫の事実を持ち出した方がavexにとって有利に働くわけです。

各報道機関は馬鹿正直に、商標撤回の件と脅迫の件を合わせて報道しました。

さらにこれに対して、ひろゆき氏がわざわざ2件目に関しては、avex社のグループ会社の会員回線からの犯罪予告でしたと書いてavexを挑発してるそうですから面白いですね。

殺人予告はavex関連会社から?によると、この「グループ会社」というのはUSENだそうです。前年度末の情報によるとUSENavex筆頭株主になっています。

USENはただの回線業者ですから、そこの回線から書き込まれたからって自作自演の証拠になんてなりゃしないんですけども、まあ、何にしてもひろゆき氏は嘘は書いてないわけで、読んだ人がどう思うかは自由なわけです。

なお、最初の殺人予告とトリップが一致していることから、漏れてない限り一連の書き込みが同一人物によるものであろうことは間違いないようです。何にしても、これらがavexと無関係ならavexにとって不運もいいとこですし、自作自演ならワキが甘すぎです。

のまネコの方がオリジナルであるという怪情報も流されているようですし(不発のようですが)、ここまで来るともはや情報戦ですねぇ。

果たして自作自演の決定的証拠は出るのか。出ないとしても疑惑は残るわけで、グッズについてはもはや販売停止は絶望的である以上、反avex陣営にとってはどこまでその疑惑を濃いものにできるかが勝負どころになりそうです。