「フリーセルヘルパー」で廃人街道まっしぐら

あまりの中毒性に生産性を著しく損なうフリーセル。まあ気晴らしにはちょうどよいですし、ほどほどにやればかえって能率が上がるのでしょうが、ついつい続けてしまいます。

そんなフリーセルをネタに福岡大学大学院の院生だった方はなんと修士論文を書いてしまいました。「その手があったかー!」という感じです。趣味が高じて論文まで書いてしまう人はなかなかいません。かつて卒論に12人の妹の名前を紛れ込ませた人はいましたが、別にシスプリをネタに論文を書いたわけではないですし。

──話がそれました。

えーと、件の論文は知的ゲーム「フリーセル」に関する考察で全文を読むことができます。内容的には、みんなが漠然と思っている概念に名前を付けたという感じですが、それでも意義があることです。

さて、ある程度フリーセルにはまってくると絶対に解けない#11982以外の全32000問を制覇しようとか思い始めるわけですが(XP版は100万あるので越える山としてはちょっと高すぎです)、解いた問題を管理するのは割と面倒です。

そんなときにお勧めできるのが「フリーセルヘルパー」です。これはオリジナルのフリーセルを乗っ取ってメニューバーに「管理」メニューを追加して、勝ったゲームを管理したり、より遊びやすい設定にしたりできるものです。

インストールは簡単で、アーカイブを適当なフォルダに解凍するだけです。アンインストールもフォルダごと削除するだけで後腐れがありません。

もしフリーセルを実行していたら、それを終了させた状態でFreecellHelper.exeを実行しましょう。フリーセルが起動して、タイトルバーに「フリーセル < 管理中 >」と表示されていれば準備完了です。

なお、フリーセルの実行ファイルがある場所によっては起動時にエラーが出ますが、その場合はタスクバーに入っている「フリーセルヘルパー」のアイコンの上で右クリックして「オプション設定」を選んで「フリーセルのパス」を設定します。デフォルトはc:\windows\freecell.exeになっていますが、Windows2000だとc:\winnt\System32\freecell.exeだったりしますので注意。ま、そのへんは環境に合わせて適当に設定しましょう。

1番から順にチャレンジしたい場合は、「管理→オプション設定」で、「ゲームを選択するとき未勝利&非保留ゲームから若い順に選択」をチェックしておいて、必ず「ゲーム→選択」からゲームを始めるようにしましょう。面倒なときは「その他」の「起動時にゲームを選択して開始」をチェックしておけばOKです。

なお、「タイトルバーに経過時間を表示する」にしておくと微妙に焦るので私の場合は消しています。そのへんはお好みですね。

ちなみに私は管理を始めてから53問解きました。全問制覇までまだまだ先は長いですねえ。