Winampで手軽にWMA/RA→MP3変換

とりあえずRA→MP3変換

プレイやんがサポートするオーディオファイルはMP3だけなので、聴きたい曲がWMAだったりRA(RealAudio)だったりすると割と切ない思いをしてしまいます。

そこで、できればタダでしかも手軽にMP3に変換できないかと思っていたら、タイムリーにもカトゆーさんとこストリーミングデータの保存と変換なるページが紹介されていました。これを読めば出来そうです。

で、色々試してみたところWinamp5を使うのが最善策であるという結論に達しました。他の方法は一旦WAVファイルを生成しなきゃいけなかったりして回りくどいので。Winamp5なら一発変換出来るところが嬉しいわけです。

以下の記事にもうちょっとわかりやすい説明がありました。

この記事に書かれているとおりにすれば、RA→MP3への変換ができるようになります。

Winampの出力先をPCのオーディオ出力ではなくファイルに切り替えるプラグインを使うのがミソなんですね。これを使えば基本的にはWinampで再生できるオーディオファイルなら全てMP3に変換できる理屈になります。

追記

上記のページで紹介されているプラグインだとサンプリングレートの違いによりプレイやんで再生できないようです。その場合、Chun-Yu Shei氏によるプラグインを使うと良いでしょう。ファイル名が重複しているので、共存させられませんので注意。

WMA→MP3変換

WinampWMAもサポートしてますから、これでWMA→MP3への変換も可能になる──かと思いきや、やってみるとエラーが出てしまいました。なんでもWMAでの再生は出力先がDirectSoundかwaveOutじゃないといけないようです。

これはWMAの再生プラグインを古いものに差し替えることで解決しました。

古いプラグインWinampのサイトで配布されています。

"DOWNLOAD"と書いてあるエンジ色のボタンをクリックするとダウンロードが始まります。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックすれば自動的にインストールされます。

もし、既に新しいバージョンのWMAの再生プラグインがインストールされているならば、アンインストールしておいたほうが良いかと思われます(もっともファイル名が重複するようなので、上書きされてしまうかも知れませんが)。

インストールメモ

さて、以下は私のようにファイル形式の変換だけのために今回初めてWinampをインストールする人のためのメモです。コンセプトは「Winampは変換専用と割り切って使うため、なるべく余計なものは入れない」ですので、Winampを常用したい人は参考にしないほうがよいかも知れません。

なお、既に他のプレーヤでWMAやRAが再生できる環境にあることが前提ですので、一つよろしく。

必要なファイルは下記の通りです。

Winamp5にはLite版とFull版とがありますが、WMA/RA→MP3への変換にしか使わないのならばLite版で十分です。Lite版にはWMA再生プラグインが入っていませんが、どうせ元のは消してしまうので問題ありません。

インストールウィザードはとりあえずNext連打で問題ありませんが、ファイルの関連付けにだけ気をつけましょう。

次に日本語化です。本質的には不要ですが、タグやファイル名に日本語が使われている場合に有効なので、やはりあったほうがよいでしょう。インストーラを実行するだけでインストールされます。

3つのプラグインのインストールは全てインストーラを実行するだけで済みます。

使うときのコツ

前述の通り、この方法はWinampの再生先をMP3ファイルにすることでファイルの変換を実現するものです。したがって、再生先をMP3ファイルにしたままで不用意に再生しようとすると、要らないMP3ファイルがどんどん作られてしまうことになります。また、PLAYLISTの項目をいつまでも残しておくと、既に変換したファイルを再度変換することになります。

ファイル名はPLAYLISTに表示される文字列から決まります。WMAから変換するときにファイル名を変えたい場合は次に示すようなプラグインを使う必要があるでしょう。

何にしても、通常の再生時と変換時とで出力先の切り替えが必要である上に、それがワンタッチじゃないので、常用するプレーヤをWinampにする場合はちょっと不便を感じるかも知れません。

一方私のように、常用プレーヤはMedia Player Classic等の別のプレーヤで、ファイルの変換にのみWinampを使うというのであれば、かなりお勧めな解決法だと思います。