avexのコメントが幼稚なのは顧客層がアレだから

前回の記事で、のまネコ問題について「続く」と書きましたけど、事態が大きく動いたので続きの前に商標登録撤回の件について。

しかしこれ、今までの愚行は何だったんだというくらい「賢い」戦略ですねー。

avexのコメントの文体が幼稚なのは、これがavexの顧客層のうちの、特に「のまネコ問題」に変に影響されてしまった中高生が対象だからでしょう。avexにとって2ちゃんねらは最初っから客じゃないですし。

これ以前のavexやZENのコメントは、反対運動を推進している人達(必ずしも顧客層ではない)に対してのものだったのに対し、このコメントは顧客層(必ずしも反対運動を推進している人達ではない)に対してのものです。

avexが想定していた主な顧客層は、中高生のうちの特にこの手の話題に疎い人達だったので反対運動なんて放っておいても良かったんですが、今やそういった人達にも「のまネコ問題」が知られることとなり、avexとしては「彼らに対しての言い訳」を用意しなければならなくなったんでしょうね、きっと。

これは反avex陣営の地道な活動の成果と言えます(「アンチオレンジレンジ」の活動では肝心の顧客層に対して効果が一向に実を結ばないのと好対照です)。

いずれにせよavexとしてはそういう人達さえ納得させられればよいし、そういう人達はあまりこの運動に深入りしてないのでこの説明で必要にして十分なのです。

これで納得しない人達はavexの顧客じゃないという意思表明とも取れますね。要は、のまネコグッズを買おうと思ってた人達に「買うのやめようと思ったけど、やっぱり買ってもいいかな」と思わせられればavexとしてはOKなわけです。反対運動を推進してる人達は最初から買おうなんて思ってないので、avexとしてはどうでもいい、と。

avexの顧客層のうち、特に厚いところにはそんなんばっかりしかいない──というのが私のavexに対するブランドイメージなので、文体が幼稚であることについては別に違和感は感じないんですよね(偏見ですけども)。あれを幼稚だと批判する人はもともとavexの顧客じゃないんじゃないでしょうか。

まあ、株主は怒るかも知れませんが。